今日の箱根仙石原は、さっきまで、ハラハラと雪が降り続いていました。
いまは雪はやんでいるものの、空はどんよりとした雲に覆われていて、
窓の外は、すっかり冬の景色です。
ところで、ずっと以前は毎年やっていたのですが、
最近では、気が向いたときにだけ行っていた『今年のひと文字』。
その年の豊富とする文字をひと文字だけ選ぶというものです。
去年は本当にバタバタとしていて、
今年の年始めもそんなことを考える余裕はなかったはずなのですが、
久しぶりに湯船に浸かってゆっくりとしていたら、
フと目の前に、ひとつの文字が浮かんできました。
それは、『地』というひと文字。
その文字のイメージから、まず、今年は地に足をつけていこうと、
グラウンディングということを、しっかり意識していこうと
そんな風に感じたのでした。
もともと、バースナンバーが33のドルフィンということもあってか、
地に足が着いた思考や行動を
あまり意識することはなかったように思います。
でも、スピリチュアルや宗教といった精神的なものは、
本来ならば、この現実の世界から剥離しているものではなく、
この現実の世界で生きているのであるならば
それは、同時に存在しているものであるはずです。
いろんな神秘的なことが、この現実の世界から剥離してしまっては、
妄想という闇に取りつかれてしまうことも少なくなく、
そんなことを、去年はつくづくと感じる場面が多かったなと思います。
そうではなく、本当に真実の道、正しい道を照らし続けるための
ひとつの手段として、今年はグラウンディング、
地に足をつけるということを意識していこうと感じます。
そして、次に『地』という文字からイメージできるもの。
そういえば、五大エレメントの地エレメントには
サンスクリット語で、ラトナサンバヴァ、
日本では宝生如来と呼ばれている仏さまに対応しているという話もあります。
ラトナサンバヴァは五仏と呼ばれる五体の仏さまのひとつであるのですが、
これまで、ラトナサンバヴァだけを意識したことは、ほとんど無かったかもしれません。
そうやって意識してみると、詳しい意味もあまり知りません。
そこで、簡単に検索して調べてみると
ラトナサンバヴァには、『平等性智』という意味合いがあるんですね。
平等性智とは「全ての存在には絶対の価値がある」とか
「すべてのものと自分との一体性、すなわち平等性に目覚める」等々、
いろいろな言葉で表現されています。
本当に深い言葉ですね。
これは、もっともっと、掘り下げていきたい言葉です。
ということで、『地』というひと文字から、まるで連想ゲームのように
深い広がりが出てきましたが、
今年は、そんなことも深く感じていける年にしていきたいと思います。