今日の箱根仙石原は、風は少し強かったものの、
昨日よりは暖かな日差しを感じることのできた日でした。
それにしても、ここのところ、本当に急に寒くなってきましたね。
急に寒くなってしまうと、体がその寒さに慣れていないせいか、
心が寒さに負けてしまっていたようです。
そのため、昨日などは、これはちょっと考え直さないといけないと感じるほどに、
必要以上の厚着をして、いつもの夕方の散歩をしていました。
去年までは、10年近く前に買ったダウンジャケットをよく着ていました。
ダウンは、軽くて暖かなので、かなり気軽に着ることができていました。
でも、10年近く着ていると、あちこちに綻びが出てきて、つぎはぎだらけ。
新しい物を買えばいいのですが、ダウンをどうやって作っているかを
具体的に考えてしまうと、鳥たちが可哀想で買うことができなくなっています。
逆に言えば、10年前は、何も考えずに買ってしまったってことなんですけど。
毛皮や皮もそうですが、動物たちの暖かな肌を剥ぎ取って、
それを、自分が快適になりたいがために身につけるって、
想像してみると、本当に残酷なことです。
でも、いったん、その快適さを覚えてしまうと、
なかなか、その快適さを手放すのは、気持ち的に難しいのも確か。
毛皮や皮は、そもそも買ったことが無いのでいいのですが、
ダウンにしても、私のために殺されてしまう鳥を増やすのは、
本当に止めにしたいので、もう二度と買わないと心に決めたのでした。
といっても、動物の肉は、時々は食べているんですよね。
それを考えると、自分が生きるために犠牲になってしまう動物は、
本当に最小限にしていきたいと、つくづく思ってしまうのでした。
本当に、この世界は弱肉強食で、他の生きものを犠牲にしないと生き残れない世界です。
こんな世界で愛を育むことって、それだけで過酷な修行のような気さえしてしまいます。
と、なんとなく、冷たい空っ風が吹くのを見ていると、
そんなことばかりを考えてしまいました。
とりあえずは、食べるものや呼吸法で、
まずは、体の中を温めていく方法を考えていこうと思います。
写真は、ガラスの森美術館のガラスのツリーです。